フラガール
さて、この作品素晴らしかったです。「ゆれる」と比べてみても、こちらの方がずっと良かった。一番の功労者は松雪泰子に他ならないでしょう。本当に素晴らしい演技です。それに美しい。顔も体も。
もちろん蒼井優も輝いていました。そして富司純子も。この世代の違う三人の女性を中心に物語りは進んでいきます。そして劇中で豊川悦司の吐く言葉に、この物語のすべてが要約されています。「女ってのはまったく強いよな」(←正確なせりふではない)
「ゆれる」の兄弟とは違って、この物語の女性たちは強いです。逆境にあっても自分の力を信じて立ち向かっていきます。運命を切り開いていきます。
強い女達は当然ぶつかり合います。それでもその最後には優しさを兼ね備えた強さを持つ女へと変わっていきます。これでは男が負けるはずです。
では男は駄目な生き物なのか?それも違います。この映画の最後の方で、豊川悦司が(妹がフラダンスを舞台で踊っている最中に)空を見上げた上で炭鉱のトンネルに入っていくシーンがあります。あそこは凄い重要なシーンだと思います。
男は目の前にある運命が、たとえ嫌なものであっても理性で受け入れる動物のような気がします。「ゆれる」の兄やこの豊川悦司演じる役同様に。理性でその感情を処理しているように思えるのです。だから男という動物も強いのです。
このドラマに出てくる人たちは、決して裕福な暮らしをしているわけではありません。でも笑っています。少しでも楽しく生きようと笑っていく事を選んでいます。その生き方がこれ程までに感動を生み出していると思うのです。それにしても映画館で見る映画は本当にいい。家で見る何倍も!
明日もここの映画館に。見るのは「リトル・ミス・サンシャイン」(地方ではまだやっているのです!)当日はアカデミー賞の発表です。凄く期待していってきます。
家でもう一度観たいです。
売り上げランキング: 16
松雪さんの舞台です。キャストが凄く豪華です!是非ご覧下さい!
| 固定リンク
「MOVIE」カテゴリの記事
- デス・レース(2008.11.30)
- ブラインドネス(2008.11.23)
- トロピック・サンダー/史上最低の作戦(2008.11.23)
- レッドクリフ Part I(2008.11.03)
- イースタン・プロミス(2008.11.26)
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/128842/14035765
この記事へのトラックバック一覧です: フラガール:
» 試写会鑑賞 なかのZEROホールにて 〜 李 相日 「 フラガール Hula Girl 」 [** Paradise Garage **]
こんにちは。
曇り、時々雨の水曜日です。
今日は、先週の金曜日 一足先に なかのZEROホールにて行なわれた試写会で観させて頂いた、李相日氏監督、松雪泰子さん主演の新作映画について。
『 フラガール 』 ( ‘06年 日本 )
《 STAFF 》
監督 : 李 相日
脚本 : 李 相日,羽原 大介
撮影 : 山本 英夫 (J.S.C.)
美術 : 種田 陽平
照明 : 小野 晃
録音 : 白取 貢
編集 : 今井 剛
音... [続きを読む]
受信: 2007年2月25日 (日) 17:37
» フラガール [とんとん亭]
「フラガール」 2006年 日
★★★★★
めちゃめちゃ感動します!
昭和40年福島県いわき市。炭鉱の町だったが、時代が炭鉱を
必要としなくなり、閉鎖の危機にあった。会社は破格な金を投じて
東北の片田舎に レジャー設備“常磐ハワイアンセンター”...... [続きを読む]
受信: 2007年2月25日 (日) 22:50
» フラガール [とんとん亭]
「フラガール」 2006年 日
★★★★★
めちゃめちゃ感動します!
昭和40年福島県いわき市。炭鉱の町だったが、時代が炭鉱を
必要としなくなり、閉鎖の危機にあった。会社は破格な金を投じて
東北の片田舎に レジャー設備“常磐ハワイアンセンター”...... [続きを読む]
受信: 2007年2月25日 (日) 22:54
» 【劇場鑑賞101】フラガール(hula girl) [ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!!]
昭和40年
東京から来た
カリスマダンサー
集められた
炭鉱の娘たち
北国を常夏の楽園に!!
40年の時を越え語られる奇蹟の実話。
人生には降りられない舞台がある―――
まちのため、家族のため、友のため、
そして自分の人生のために、少女....... [続きを読む]
受信: 2007年2月25日 (日) 22:59
» 映画『フラガール』で泣いた。 [名盤!]
なにやら評判が良さ気なので観にいった映画『フラガール』。
泣いちゃったよ。。 [続きを読む]
受信: 2007年2月25日 (日) 23:18
» 映画「フラガール」 [茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~]
泣けるよ、泣けるよ、と最初からそう思いながら観た、・・そう思いつつも思いの片隅に、わざとらしく感動を押し付けられるのではとの疑念もあったのだが・・
時は昭和も40年、時代の波に押され風前の灯の常磐炭鉱、大量解雇の嵐が吹き荒れるなか、閉山の穴埋めに構想された... [続きを読む]
受信: 2007年2月27日 (火) 01:38
» ビューティ・フラ The Beauty Hula [憂鬱天国 - my blue heaven -]
この前の日曜日、1000円で「フラガール」を観てきました。 面白かった、この映画。途中で何度もうるう [続きを読む]
受信: 2007年2月27日 (火) 15:31
» 映画「フラガール」 [ミチの雑記帳]
映画館にて「フラガール」
昭和40年、福島県の炭鉱町に誕生した常磐ハワイアンセンターにまつわる実話を基に、フラダンスショーを成功させるために奮闘する人々の姿を描く。
「黒いダイヤ」ともてはやされた石炭の時代も終焉を迎えつつあり、危機的状況にある炭鉱の町。元SKDダンサーのフラの先生がこの町に降り立った時から、閉鎖的で未来の見えない町に風が吹き込んだ。
新しいものを受け入れるのは難しい。特に解雇通告を待つ身にとってはハワイアンセンターに関わる者はすべて敵視し... [続きを読む]
受信: 2007年3月 2日 (金) 09:31
» 「フラガール」 人を育てるということ [はらやんの映画徒然草]
先頃までフジテレビ系列で放送していた「ダンドリ。」はチアダンス。 チアダンスに一 [続きを読む]
受信: 2007年3月25日 (日) 20:59











コメント
こんばんは。
弊ブログへのトラックバック、ありがとうございました。
こちらからもコメント&トラックバックのお返しを失礼致します。
この作品は、様々な味わいを感じさせる丁寧な物語展開、出演者の皆さんの優れた存在感、これらをまとめた李相日氏の優れた手腕が光った見事な映画でありました。
そして、魅力的な役柄である、平山まどか役を演じた松雪泰子さんの存在感がとても良かったです。
また遊びに来させて頂きます。
ではまた。
投稿: たろ | 2007年2月25日 (日) 17:44
おっ!偶然ですね。ぼくも今日この映画見てきました。同じくアンコール上映で。
ウン、上映中5回くらい泣けました。いい映画でしたよ。
ぼくも最後のほうで、豊川悦司がトロッコで炭鉱に入っていくところ。グッときましたね。ぷくちゃんのおっしゃる通り、あそこ重要なシーンです。ああいう男になりたいなあって思いますよね。いつも静かに微笑んで、自分のさだめを受け入れるような。
富司純子が、「今まで仕事っていうものは穴ぐらの中で歯を食いしばって耐えるものだと思っていた。でも、明るく笑ってみんなを喜ばせるような仕事があってもいいじゃないか」というところ、あそこも泣けましたね。
いわき市は出張でよく行くけど、ほんと、ああいう空気の街なんですよ。今でも。そういう街の雰囲気が良く出てたところも良かったですね。
投稿: しんいちろう | 2007年2月25日 (日) 19:26
こんばんは~★
いつもTBでお世話になっております^^
私の地元でも昨日から「アンコール上映」しています。
「リトル・マイ・サンシャイン」は上映ならずか・・・??と固唾をのみ待っていたら、3月31日上映に決まりました(笑)
もうDVDが先に出るかもしれません(⌒▽⌒)アハハ!
フラガール、もう一回映画館で観たいと思っていました。やはり劇場で観たいですものね(^.^)
投稿: とんちゃん | 2007年2月25日 (日) 22:57
リトル・ミス・サンシャイン観ました。
兄ちゃんがメッシにそっくりです。
投稿: 名盤! | 2007年2月25日 (日) 23:14
私もアンコール上映で見ました。
大まかなストーリーは、「ウォーターボーイズ」や「スウィングガール」のように、初心者が猛練習をして最後発表、って感じですけど、全然感動が違いますね(なぜかは具体的に説明できない)。私も含め、何回も劇場ではあちこちから鼻をすする音が聞こえてきました。
平山先生を見送るシーンが特にグッとこみ上げてきました。
投稿: JT | 2007年2月26日 (月) 00:35
たろさん、コメント、トラックバック感謝です。
>そして、魅力的な役柄である、平山まどか役を演じた松雪泰子さんの存在感がとても良かったです。
そうですよね。彼女の演技、素晴らしかったと思います。また遊びに来てください。
投稿: ぷくちゃん | 2007年2月26日 (月) 07:35
しんいちろうさん、こちらにもコメント感謝です。
>ぼくも最後のほうで、豊川悦司がトロッコで炭鉱に入っていくところ。グッときましたね。ぷくちゃんのおっしゃる通り、あそこ重要なシーンです。ああいう男になりたいなあって思いますよね。いつも静かに微笑んで、自分のさだめを受け入れるような。
そうなんですよ。あそこ、他の皆さんが舞台に集中しているところ。そんな中彼は今までの仕事を黙々とこなしていく。しびれますね!凄く格好のいい俳優だと思いました。もも引きで格好良く見せる彼は只者じゃない!
>いわき市は出張でよく行くけど、ほんと、ああいう空気の街なんですよ。今でも。
そうなんですか・・・郡山には行った事ありますが、ちょっと違うんですね。
投稿: ぷくちゃん | 2007年2月26日 (月) 07:38
とんちゃん、コメント感謝です。
>「リトル・マイ・サンシャイン」は上映ならずか・・・??と固唾をのみ待っていたら、3月31日上映に決まりました(笑)
私の住む小さな街ではやらないので、隣の町に出陣です。今日見てきます。
>フラガール、もう一回映画館で観たいと思っていました。やはり劇場で観たいですものね(^.^)
そうですよね。最後のフラダンスのシーン、これ家で見ていたら冗長に思えそうですが・・・映画館で見たから素晴らしいと思えました!
投稿: ぷくちゃん | 2007年2月26日 (月) 07:40
名盤!ちゃん、コメント感謝です。
>リトル・ミス・サンシャイン観ました。
兄ちゃんがメッシにそっくりです。
いいですよね。都会に住んでいるとこんなのも普通に観れてしまうんだろうな。また映画評書いてください。メッシ、確認してきます。
投稿: ぷくちゃん | 2007年2月26日 (月) 07:42
JTさん、コメント感謝です。
>大まかなストーリーは、「ウォーターボーイズ」や「スウィングガール」のように、初心者が猛練習をして最後発表、って感じですけど、全然感動が違いますね(なぜかは具体的に説明できない)。私も含め、何回も劇場ではあちこちから鼻をすする音が聞こえてきました。
なぜでしょうか?生活が絡んでるからでしょうか。あの時代のノスタルジーに浸っているからでしょうか?不思議です。
>平山先生を見送るシーンが特にグッとこみ上げてきました。
私、あのまま東京に行ってしまうと思っていましたので、降りてきてびっくりしました。(爆)
投稿: ぷくちゃん | 2007年2月26日 (月) 07:55
師匠、こんばんは!
生まれも育ちもいわきのしょーたです。 こんな風に言えるのもフラガールのおかげです。 ガラの悪いこんな田舎で誇れるものってなんだ?と思ってましたから。
さてフラガールですが、まだ観てません(汗
ウチではアンコールなどではなく昨年9月から継続して上映してますが(笑
投稿: しょーた | 2007年2月26日 (月) 19:24
家で家族の留守中にDVDを見ていて、ぐちゃぐちゃな顔をして泣いているときに家族が帰ってきて、思い切りバカにされた穴金と申します。
松雪最高!付き合って!(←バカ&身の程知らず)
投稿: 穴金 | 2007年2月27日 (火) 01:53
しょーたよ!観てくるのじゃ!
これ本当にいいよ。それにしてもあんな長屋、まだ残っているのでしょうか?それとも全部セット?その中にしょーたさんの家もあるの?(←大馬鹿)
ずっとやっているのは地元の愛なんでしょうね。私の町でも1000円だったから多くの人が観ていましたよ。
投稿: ぷくちゃん | 2007年2月27日 (火) 05:49
穴金、コメント感謝です。
>家で家族の留守中にDVDを見ていて、ぐちゃぐちゃな顔をして泣いているときに家族が帰ってきて、思い切りバカにされた穴金と申します。
私映画館で、右に妻が座りました。だから左目だけ涙を出すようにしました。(←びっくり人間?)
>松雪最高!付き合って!(←バカ&身の程知らず)
思いましたね。いい女でしたよね。でもあのままいわき市に残ったって言っていましたが、借金はどうなったんでしょうか?踏み倒し?
投稿: ぷくちゃん | 2007年2月27日 (火) 05:51
こんにちは♪
今年は本当に「フラガール」の年でしたね~。
私にとっては「ゆれる」とワンツートップでした(笑)
見た後誰かに勧めたくなるような作品っていいですよね。
投稿: ミチ | 2007年3月 2日 (金) 09:33
ミチさん、いつもコメントありがとうございます。私はなかなかコメントできなくて申し訳ありません。
さて・・・
>見た後誰かに勧めたくなるような作品っていいですよね。
そうですよ!「フラガール」にしても「ゆれる」にしても人に勧めることが出来る!って素晴らしいですよね。
投稿: ぷくちゃん | 2007年3月 2日 (金) 23:15