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2008年2月21日 (木)

さらば、ベルリン

Cate_blanchett8

 この監督が頭がよくてセンスがいいのは認めます。でもちょっとやりすぎかな?(2月15日 DVDにて鑑賞)

 ポツダム会談の取材のため、ベルリンを訪れたアメリカ人従軍記者のジェイク(ジョージ・クルーニー)。かつて、ベルリンに残してきた恋人のレーナ(ケイト・ブランシェット)に再会するも、彼女はジェイクの運転手タリー伍長(トビー・マグワイア)の恋人となっていた。そんな中、銃殺されたタリー(トビー・マグワイア)の遺体がソ連占領地区で発見され……。(シネマトゥデイ)

 ということですが、全編白黒です。フィルム・ノワールということです。お洒落です。ヒッチコックの昔の映画を観ていたような気がします。

 昔の映画は男優も女優もとびきり美しかった・・・白黒映画ではその絶対的な美が必要なわけで、これを今の俳優で誰が演じることができるか?ジュリア・ロバーツやトム・クルーズではダメなわけです。彼らはあくまでもカラーの恩恵が大きい人たちですから。

 ところがケイト・ブランシェット。もうかつての美人女優、そうバーグマンやグレース・ケリーに負けていないわけです。とびきりの美しさが白黒の画面でも生えるんです。

 モノトーンというのは、実はかなりエロティックな効果があります。一瞬、自分と画面の向こうにシードが貼られているよう気がして、その画面の奥は自分で想像しなければならない、いや想像できるというか・・・

 たとえば今となっては、グレース・ケリーが共演相手と手当たり次第寝ていたという話は、白黒の映画のスクリーンで観ていた女優だからこそ、より興味深いものになっているわけでして、キャメロン・ディアズが友人とお泊りデートしたという話とは、観ている側に迫ってくる度合いが違うというものです。(この辺うまく言えません。白黒映画の持つ魔術を説明したいのですが・・・)それだけ、モノトーンはこちらの想像力を大きくさせます。

 ジョージ・クルーニーも顔立ちがはっきりしているので、白黒で映える役者です。驚いたのはトビー・マグワイア!白黒で観ると本当に悪役顔しています。目つきが本当に悪いのです。

 だからと言ってこの映画を手放しで褒めているわけではありません。映画自体は一方的なセンスを押し付けられているだけで、非常に凡庸な出来だと思います。本当は緊迫感あふれる話だと思うのですが、映画の見栄えにのみ重点が置かれて、ストーリーの流れは二の次になっています。

 せっかくいい俳優を揃えたのに。監督のエゴの犠牲になったというべきでしょうか?

さらば、ベルリン
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受信: 2008年2月21日 (木) 17:05

» 「さらば,ベルリン」 [てんびんthe LIFE]
「さらば,ベルリン」よみうりホールで鑑賞 1940年,第二次世界大戦が終戦を迎えたころにもどりソダーバーグとジョージ・クルーニーが作り上げたサスペンス。全編モノクロの作品は当時の記録フィルムとも重なって作られており,その時代へのリスペクトが多いに感じ取れる作品。主演も,ジョージ・クルーニー,ケイト・ブランシェット,トビー・マグワイアとおいしいところをぶつけていて,みないではいられないような作りになっていたハズ。なのに,トビーときたらちゃんとスターリングに名前乗っかっているのにあっという間に死ん... [続きを読む]

受信: 2008年2月21日 (木) 20:53

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キャストとコンセプトはいいのに監督の「俺にも昔みたいに作れるぜ」エゴで駄作になリ下がったのがThe Good German (さらばベルリン)。 Toby Mguire(トビー・マクガイア)はやる気をなくしたのか早々にスクリーンから消え、Kate Blanchett(ケイト・ブランシェット)は監督の意向に沿った昔の銀幕スター並みの演技をしますが自滅。 Steven Soderbergh(スティーヴン・ソダーバーグ)監督と固い友情で結ばれた主演のGeorge Clooney(ジョージ・クルーニー)の演... [続きを読む]

受信: 2008年2月21日 (木) 21:32

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事前に予習すべし。『さらば、ベルリン』9月22日公開。第二次大戦終結前夜のベルリンに戻ったジャーナリストのジェイク。彼の運転手となった男・タリーは、戦後の混乱に乗じて私腹を肥やす悪人であり、ジェイクがかつてこの地で愛したレーナの恋人でもあった。しかしこの偶然は仕組まれたもの。レーナを追うジェイクだったが、彼女は重大な秘密を抱えていた…。 さらば、ベルリン 40年代映画の再現というあえてのモノクロ映像と、しびれるプロットによる緊張感で、見応えばっちりの重厚サスペンス。なんだがしかしちょっと説明... [続きを読む]

受信: 2008年2月21日 (木) 22:20

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261「さらば、ベルリン」(アメリカ)  ドイツ降伏後のベルリンに、ポツダム会議取材のためアメリカ人記者のジェイクが訪れる。彼の運転手を務める米兵のタリーは、裏で米軍の物資を横流ししていた。  やがてジェイクはタリーの恋人レーナが、かつて愛した女性であることを知る。戦前、ベルリンに駐在していたジェイクは、取材を手伝っていた人妻のレーナと不倫関係にあった。  そんな中、タリーが死体で発見される事件が起こる。どうやらレーナの戦死したはずの夫が絡んでいるらしい。陰謀渦巻く中、ジェイクは真相...... [続きを読む]

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受信: 2008年2月23日 (土) 00:14

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受信: 2008年2月23日 (土) 05:10

コメント

TBどうもでした

はじめちょっと期待してたのですが、おしゃれな映像とは裏腹に内容は薄かったですね、監督の自己満足に付き合わされた感じは同じです。
名優が勿体無いも同感でした。
ナレーションがころころ変わるのが一番萎えました・・

投稿: くまんちゅう | 2008年2月21日 (木) 15:13

ぷくちゃんの白黒映画に対する思いを読んでいて、先日亡くなった市川昆監督の言葉「映画は所詮、光と影」が頭に浮かんできました。

それにしても、ぷくちゃんがここまで批判する監督って誰だろう?

ああ、器用貧乏のスティーヴン・ソダーバーグですか。納得です。

投稿: Yama | 2008年2月21日 (木) 23:35

くまんちゅうさん、こんなのも観ているのですか。さすがです。

>おしゃれな映像とは裏腹に内容は薄かったですね、監督の自己満足に付き合わされた感じは同じです。

そうなんです。自己満足なんですよ、自己満足。「トラフィック」とかはおもしろかったのですが・・・「オーシャン」も回を重ねるにつれ、面白さが減ってきたような気がしました。

>名優が勿体無いも同感でした。
ナレーションがころころ変わるのが一番萎えました・・

同感です。変なナレーションです・・・

投稿: ぷくちゃん | 2008年2月22日 (金) 09:46

Yamaさん、コメント感謝です。

>ぷくちゃんの白黒映画に対する思いを読んでいて、先日亡くなった市川昆監督の言葉「映画は所詮、光と影」が頭に浮かんできました。

そうなんです。白黒っていいんです。エロティックです。でも今現代になぜこんな風に行うの?って感じはしました。

>ああ、器用貧乏のスティーヴン・ソダーバーグですか。納得です。

おお、きつい一言。辛いです。

投稿: ぷくちゃん | 2008年2月22日 (金) 09:47

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