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2008年5月20日 (火)

4ヶ月、3週と2日

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 カンヌ映画祭グランプリ。重苦しい話で、ちょっと辛かったです。(5月20日 静岡シネギャラリーにて鑑賞)

 チャウシェスク独裁政権末期のルーマニア、大学生のオティリア(アナマリア・マリンカ)とガビツァ(ローラ・ヴァシリウ)は寮のルームメート同士。実はガビツァは妊娠していたが、中絶は法律で禁じられていた。中絶手術の当日、予想外の事態が重なり手術の機会を逃しそうになるが、オティリアは親友のためにある決断を下す。(シネマトゥデイ)

 この映画の監督は本当は軍事政権下での少女の心のゆらめきを描きたかったのでしょうか?ちょっと難しいです。

 私が感じたのは、セックスってとんでもないほどリスクが大きいなあ、とその一点でした。若い人には楽しみが少なさそうなこの当時のルーマニア。彼らの楽しみと言えばもうセックスしかない、という時代だったのでしょう。

 セックスをする、結局妊娠のリスクが伴う。結果として女性が悲しむ、女性の受け取ることができる「プレゼント」は無神経な男性の言葉による悲しみとなぜか大きくなってしまったお腹だけです。

 ガビツァには最初は頭に来るばかりです。今の日本に多くいる頭の悪いギャルのようにすぐばれる嘘ばかりついて・・・でもそのうちにこの子も男の(結果的に)被害者だったのか、と考えるとちょっと同情してしまいます。頭悪いなりに懸命なんです。

 主人公のオティリアもルーム・メイトとはいえ、本当にすごいことまでやってしまいます。おまけに裏稼業の医師にとんでもないことされて・・・・

 オティリアの彼の言葉も、男のずるさを出しています。のらりくらりして、あれではあんな精神状態の主人公には腹が立つばかりなのではないでしょうか。

 映像もかなり実験的でおもしろかったです。堕胎した後はガビツァのむき出しの脚だけを映して、その周りで人が動いている。彼氏の母親の誕生日では1カットで主人公の周りを、無神経な親族やその友人が喋りまくる。

 ただし、胎児の映像は私は見てられませんでした。主人公がレイプされるシーンもなかったので、まさか画面に出てくるとは思いませんでした。

 映画は少女の堕胎を通じて、この当時のルーマニアの重苦しい雰囲気を示しているのでしょう。でもそれ以上に女性という生き物がセックスで受ける傷がいかに大きいのか、どれだけの喜びを「性」で得ることができても、その喜びは「傷」が残る結果と紙一重である、というのが私の受けた映画の感想です。

 やはり基本としてセックスは結婚してから。パイプカットかピルを飲んでいなければそうした方が無難でしょう。自分がカトリック信者だからというわけでもないのですが、そう強く思いました。

 主人公は最後の方で激しくむせています。あれは「つわり」なのでしょうか?今度はオティリアの番なのです。

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コメント

>やはり基本としてセックスは結婚してから。パイプカットかピルを飲んでいなければそうした方が無難でしょう。

ガーン。そういうことを考えさせられる映画なのですか。
とはいえ、ぷく師匠のレビューはいつもうまいですね。興味をそそられます。

投稿: | 2008年5月20日 (火) 17:41

すみません。
名前入れ忘れました。

投稿: しんいちろう | 2008年5月20日 (火) 17:42

こんばんは☆
今も思い出すと気分は…どよよんんんん;
とっても救いようがなくて、やるせなさでいっぱいでしたよ。
こんな厳しい目線の映画をカンヌは選ぶのですよねー。今年はどうでしょうねえ。すごく気になってます。
女性は産むか産まないか、そして産んでからも、また産まない選択をしても、なんでもかんでも悩むものなのでしょう…辛いですー;;

>主人公は最後の方で激しくむせています。あれは「つわり」なのでしょうか?今度はオティリアの番なのです

・・・つわりなのか??
ちょっと思い出せないけど・・・でもありえますねえ・・・ふふふ

投稿: シャーロット | 2008年5月20日 (火) 21:53

こんばんは^^
コメントは初めましてでしょうか。いつもありがとうございます。

>今度はオティリアの番なのです

そこまではわからなかったけどそうだとしたらすごいですね。そこまでのオチが用意されていてもおかしくなかったですから。
最後の、映画の空気に似合わない明るすぎる音楽、あれってやけっぱちみたいに聞こえました^^;

投稿: rose_chocolat | 2008年5月20日 (火) 22:27

こんばんは♪

なーんて明るく登場して語るような映画ではなかったですねぇー

重くてくらくて、、、。
あの胎児の出て来たシーン、衝撃でしたよね。
あんな風にゴミのように本当に扱えるものなのか、本当疑問に思っちゃいました。
評価、わたしは低くつけちゃったけど、
あとからなんだかすごい映画だったのかな〜やっぱり、という気も、、、?

投稿: mig | 2008年5月21日 (水) 00:54

しんいちろうさん、コメント感謝です。

>ガーン。そういうことを考えさせられる映画なのですか。

もう負のオーラ全開です。でもヨーロッパ映画ってなんだかいいものを観ているといった錯覚に陥らせてくれて、トレビアンです。(←大馬鹿)

>とはいえ、ぷく師匠のレビューはいつもうまいですね。興味をそそられます。

いえ、リンク先に出版関係が多いので、「。」や「、」の使い方で文句を言いたいのだろうなとおびえています。(爆)でもとある文筆家によると「、」の使い方も個性だということです。自分の能力のなさを棚にあげてその言葉にほっとした私です。(激爆)

投稿: ぷくちゃん | 2008年5月21日 (水) 06:28

シャーロットさん、コメント感謝です。

>こんな厳しい目線の映画をカンヌは選ぶのですよねー。今年はどうでしょうねえ。すごく気になってます。

観た時にいいものを観た(内容にかかわらず)という恐ろしいほどのオーラをヨーロッパ映画って出しています。(爆)その光線に審査員はやられてしまったのでは?

>・・・つわりなのか??
ちょっと思い出せないけど・・・でもありえますねえ・・・ふふふ

車の排気ガスでむせるのですが、最後は吐いてしまうのですよ。あれは絶対に妊娠ですよ。まああれだけの緊張状況なら急性胃腸炎かもしれませんが。(激爆)

投稿: ぷくちゃん | 2008年5月21日 (水) 06:31

migさん、ウエルカム!

>あの胎児の出て来たシーン、衝撃でしたよね。

私は男だからでしょうか、目をそむけてしまいました。まあ、愛し合うのは素晴らしいと思うのですが、結果としてああいうものが出来るのは・・・すごいといいますか、現実から逃げる男性の気持ちもわかるかな・・・

>評価、わたしは低くつけちゃったけど、
あとからなんだかすごい映画だったのかな〜やっぱり、という気も、、、?

うーん、もしかしたら、それほど深い映画ではなくウケ狙いかもです。(爆)

投稿: ぷくちゃん | 2008年5月21日 (水) 06:57

こんにちは。
守備範囲にもかかわらずパスした作品でした。最近のカンヌ受賞と名打ってるものはどうも考えさせられる以上にあとのつらいものが多くて、尖りがかけてきてる自分にゃキビしかったりします。でも地元の2本立てにきたら観にいっちゃうんですけども。
ぷくさま、カトリック信者さんなのですか? 尊敬のまなざし。もしやミドルネーム持ちとか??

投稿: mako | 2008年5月21日 (水) 11:18

makoさん、コメント感謝です。

これはパスして正解です。今だにどよーん、です。重いです。あれ見てその日に肉食う人は信じられません。エッチする人も信じられません。もういや。絹の靴下は。(←夏木マリ攻撃!)

>ぷくさま、カトリック信者さんなのですか? 尊敬のまなざし。もしやミドルネーム持ちとか??

カトリックって洗礼名を持つんですよね。近所の農家のおじさんが亡くなった時に「木村・ヨハネ・次郎」と葬式場の入り口に書いてあった時には衝撃でした。

私は出来ればその名前を胸に秘めたまま死にたいと思います。(激爆)勢いでとんでもないのを希望してしまったのです。

投稿: ぷくちゃん | 2008年5月21日 (水) 16:47

こんばんは♪
レイプシーンが無くてホッとしていたのに、あの胎児は酷い!
映す必要があったのかしら。
血染めのタオルだけでも充分に分かっていたのにな~。

>やはり基本としてセックスは結婚してから
ハイ、同意いたします。
古いヤツだと思われるでしょうが・・・・。
この映画の時代は避妊すら禁止されていたのですから妊娠を防ぎようがないですよね(泣)
リスクは女性のほうが断然大きいですし・・。

投稿: ミチ | 2008年5月21日 (水) 23:33

ミチさん、コメント感謝です。

>血染めのタオルだけでも充分に分かっていたのにな~。

呆然とした表情で理解したのですが、あれはないですよね・・・なければ評価高かったのにってな感じです。

>古いヤツだと思われるでしょうが・・・・。

まったくもって賛成です。関係ありませんが筑●大学とか静●大学って周りに遊べる場所がないので妊娠率が高いそうです。まあこれも昔の話で、今は避妊をきちんとしているからそんなことはないでしょう。

でも「0」ではないですからね・・・・

投稿: ぷくちゃん | 2008年5月22日 (木) 11:30

見てて、本当にどよよーーんとしてしまいましたね・・。
思い出しても、あの赤ん坊はつらかったです。
「トイレには流すなよ・・」なんどとリアスすぎます。監督のドグマ的な映画を目指した意図もよくわかりますが、ちょっと趣味悪いです。
当然、女性は被害者になり、なりやすい存在ですが、それに甘えてたような気もしました。女性よ、もっとしっかりせい!とも思えましたわ。

投稿: sakurai | 2008年5月28日 (水) 08:50

こんにちは。私もあの胎児観たらギブアップでした・・・・

やっぱりセックスって女性の負う傷がでかいのですよね。もう嫌すぎます。

投稿: ぷくちゃん | 2008年5月28日 (水) 21:30

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