ジェイコブス・ラダー
旧約聖書のヤコブの話をヒントに、悪夢と現実の間で翻弄されていくベトナム帰りの男の奇妙な体験を描いたサスペンス・スリラー。ニューヨークの郵便局員であるジェイコブは最近夢と現実の区別がつかなくなるほど奇妙な出来事に遭遇していた。疾走する地下鉄に乗る得体の知れない人々。掛かりつけの医者の死亡。自分を轢き殺そうとした車に乗る異様な人物。そしてベトナムの悪夢や幻覚までもが見え始め……。そんな時、ベトナム時代の戦友から電話がかかってくる……。(Yahoo!映画)
難しいです。さすがのネタばれ大王の私も、この映画の内容について言ったら顰蹙ものでしょう。
ジェイコブズ・ラダー・・・旧約聖書に描かれているこの話は、シェーンベルクも音楽にしています。ヤコブが天国と地上を結ぶ梯子を夢に見た・・・・その寓話を音楽化したものです。
エイドリアン・ラインの映画の方はその寓話と関係するのでしょうか?これについて詳しく書くと激しくネタばれになってしまうかもしれません。
観ているものはじらされます。何が本当で、何が嘘なのか?夢はどこまで夢なのか?どこで真実は明らかになるのか?この不気味な表現が意図するものは結局何なのか?
ジェイコブスは郵便局員なのか?大学で博士号をとったというエピソードも出てきます。ではなぜいま郵便局員をしているのか?戦場での記憶は?一体いつになったらこの映画の全体像がつかめるのか?
不気味な表現も不気味すぎます。地下鉄にひかれそうになった時の、電車に乗っていた人々の顔・・・・激しく熱が上がった時の風呂に氷を入れる近所の人たち。(考えてみれば、あれはあのことを暗示していたのか?)それにしても、「光と影の魔術師」、エイドリアン・ライン。こんなの映画館で観たら怖くて怖くて・・・私には無理です。
ティム・ロビンスはほぼ一人舞台なこの映画を立派に成立させています。子供役はあのマコーレ・カルキン。実は●●を暗示している役です。カイロプラクティックの先生は○○を意味しているのか?
とにかく、この映画ほどどういう映画かと説明できない映画はありません。逆に言えば一言で説明がついてしまう映画かもしれません。そう、これはこの手の映画の走りのような気がします。
最後の最後にみんな知るのです。そういうことだったのか。タイトルが意味するように、これは宗教的意味合いを強く持っている作品です。結末はあまりにも鮮やかです。
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コメント
恐ろしいですが、見てみたいですね(^^)
投稿: HA-NAM | 2008年5月16日 (金) 17:05
HA-NAMさん、お寄りいただいてありがとうございます。
恐ろしいです。最後は嫌すぎます。でもご覧ください。面白いです・・・・
投稿: ぷくちゃん | 2008年5月16日 (金) 22:14
ぷくちゃん☆
こんばんは
これ懐かしい!昔ビデオで観ましたよ〜。
アヤしい話だったことしか覚えてないんですが、そうそう『危険な情事』の監督でしたね。
ティムロビンス、好きなんですが最近あんまり出て来なくて残念です〜
投稿: mig | 2008年5月18日 (日) 22:05
migさん、コメント感謝です。
>アヤしい話だったことしか覚えてないんですが、そうそう『危険な情事』の監督でしたね。
私は初見です。エイドリアン・ライン。好きなはずなんですが・・・
>ティムロビンス、好きなんですが最近あんまり出て来なくて残念です〜
著しく体型が変化しましたから(←人のこと言えない)
投稿: ぷくちゃん | 2008年5月19日 (月) 07:12
個人的に最も嫌悪するタイプのオチを持った作品と記憶しています。
エイドリアン・ラインはエロティックな描写には天性の才能を持った監督だと思いますが(『ロリータ』のリメイクなどは、オリジナルのキューブリック版より出来は上だと思っています)、それ以外は...。
投稿: Yama | 2008年5月26日 (月) 01:21
Yamaさん、コメント感謝です。
>個人的に最も嫌悪するタイプのオチを持った作品と記憶しています。
確かに、ああそうだったの。というわけにはいかないかもですね。でも普段、こういうなんちゃって系には怒る私も伏線が納得できるものばかりで、結構感心したのですが。
エイドリアン・ライン実は好きなんです。(小声)
投稿: ぷくちゃん | 2008年5月26日 (月) 07:09