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2008年6月25日 (水)

ジャングル・フィーバー

Junglefever

 迂闊でした。こんなに面白い映画見逃していました。(DVDにて鑑賞)

 フリッパー・ピュリファイは、若くて野心を持った有能な建築家だ。彼は妻のドリューと十歳になる娘のミングの三人家族で、ハーレムの中でも生活に余裕のある人々が暮らす一角に住んでいる。妻との仲は円満で、娘ともオープンな会話が出来る家族だった。そんなある日、会社に出たフリッパーは二人組の経営者ジェリーとレスリーから、前任の黒人秘書にかわる新しい秘書、アンジー・トゥチというイタリア系の白人女性を紹介される……。(Yahoo映画)

 スパイク・リーは「インサイド・マン」では策におぼれてしまった、ってな感じの感想を持っていますたが、基本としては当たりはずれのない人です。この映画も文句なしの面白さでした。

 しかし、「面白い」と言ってしまうには、申し訳ないところが多すぎる映画です。まずは演技陣から考えてみましょう。ウェズリー・スナイプスはこの頃はいい俳優でした。「この頃は」としか書けないのが残念です。アナベラ・シオラもこの頃が活動の絶頂期でしょう。情感豊かに黒人と交際する女性を演じています。

 特筆すべきはサミュエル・L・ジャクソン。何という演技でしょう。ジャンキーのどうしようもない兄貴を見事に演じています。見ているだけで憎らしくなるのですから、あっぱれです。ジョン・タートゥーロも相変わらず演技達者。他にもチョイ役でティム・ロビンスやハル・ベリーというあたりも出ています。

 しかし、この映画の問題は細かなプロットにあります。スパイク・リーの映画は、言いたいことがはっきりしているだけに、細かなプロットがあいまいになるところがあります。この映画でもなぜ、フリッパーが浮気をしなければならないのか、そのあたりがぼやけています。

 しかし、映画全体を貫く問題意識は確かなものです。黒人と白人、人種問題がなお根強く残るこの国。ある登場人物が言ったセリフが耳に残ります。

 「私には4分の1、白人の血が混じっている。だから生きずらい。」(←こんなような内容)

 リーの映画は厳しいです。観ているものの立場をはっきりさせようとします。あいまいにしません。あなたはどうなんですか?ナイフを突き立てられ尋ねられているのです。

 スティービー・ワンダーの曲が効果的。ドラッグの巣窟でのフラッシュ・シーン(あたかもミラー・ボールの下でダンスを踊っているような幻想的な場面)ほど、効果的な映像を私は他には知りません。

ジャングル・フィーバー
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受信: 2008年6月29日 (日) 17:16

コメント

ぷくちゃん、お祝いコメント先日はどうもありがとうございました!
嬉しかったです☆

昨夜、帰国してお礼が遅くなりました〜
これからも宜しくお寝がします♪

スパイクリーの作品、けっこう観てるけどこの作品、まだ未見で気になってたんですよ☆
観たい!
というキモチをおもいださせてくれてありがとう〜♪

投稿: mig | 2008年6月27日 (金) 08:43

migさん、コメントありがとうございます。お疲れ様でした。でも外国によくお出かけになりますよね。もしかしてセレブ?

この作品、すごく深刻な問題を問いかけるのですが、映像はスタイリッシュ!すばらしい出来ですよ。ぜひご覧ください。

投稿: ぷくちゃん | 2008年6月28日 (土) 08:04

この映画のサントラを持っていました。
今はどこにあるかな?、、実家かな?

聴いたときには、思いのほか良いCDだなと印象が残りました。
スティービーワンダーのアルバムの一つとしては、やはり落ち目かな?と思って聴いて見たらそこはスティービーワンダー。

因みに映画は見ていません。
これが機会に見てみるか、、。

投稿: だいまつ | 2008年7月 3日 (木) 23:11

だいまつさん、東北出張の際にはよろしく。

>スティービーワンダーのアルバムの一つとしては、やはり落ち目かな?と思って聴いて見たらそこはスティービーワンダー

これが大傑作。この頃の彼はまったくノー・ケアだったので映画と一緒に聴くと、ものすごい説得力があります。

もちろん映画は唯一無二のもの。ぜひご覧ください。

投稿: ぷくちゃん | 2008年7月 4日 (金) 05:13

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