ぼくの大切なともだち
友人と呼べる人間がいないことを指摘された敏腕美術商のフランソワ(ダニエル・オートゥイユ)。ショックを受けた彼は、ビジネスパートナーのカトリーヌ(ジュリー・ガイエ)と“10日以内に親友をつれてくる”という賭けをする。そんな中、フランソワは陽気なタクシー運転手のブリュノ(ダニー・ブーン)と出会うが……。(シネマトゥデイ)
途中でゲイの共同経営者(女性)に主人公は言われます。「愛」の証拠はない、そこには「愛」があるだけ。だから「友情」にもその証拠はない、「友情」があるだけだ。私はあなたに友人でいてほしいと言われたかった、と。
そうなんでしょう。友情を証明しようとすれば、それは友情ではなくなります。でも主人公のあせる気持ちもよくわかるのです。
フランソワはブリュノの両親の気持ちを良くするために、ガラクタを相場以上の値段で買ってあげます。でも、あれってそんなに非難されるような行為でしょうか?
二人が一緒に酒を飲みに行く、でも払いはより金を持っているものの負担。それって私は抵抗がありません。金がある方が出せば良いのです。それって、やはり悪いこと?私はフランソワかなあ?おごってもらった方にたかるという気持ちさえなければ、それでいいのではないのでしょうか。
この映画はコメディ・タッチですが観終わった後に必ず観た人が自分を問い詰めるのでしょう。「あなたには親友がいますか?」と。私は?片思いのままです。(ちょっと気持ち悪い)
「星の王子さま」の一説も心にしみます。僕はきみにとっての多くのキツネの一匹だ・・・というあの言葉。最初の共同経営者の言葉とは相反しますが、あえて言えば恋愛感情にはセックスのような「証拠」があるだけにわかりやすいのですが、友情にはそんなものはありません。だからむきになって追い求めるとどうなるのか。この映画はその事もじっくり考えさせてくれます。それも重くならないコメディ・タッチで。この監督があと3本で映画界から引退するというのは非常に残念のような気がします。
最後は皆が納得できるハッピー・エンドで終わります。クイズ番組での主人公二人の会話はユーモラスですが圧倒的です。女性に愛の告白の返事を求めているかのような会話。胸にしみるのです。それでも皆が納得できる終わり方で非常に良かったです。
二人の主人公、特にダニエル・オートゥイユはもう最高です。ギリギリのところのハンサムというのが共感持てるところかな。
これはやっている映画館は少ないですが、絶対のお勧め。越境してでも見るべきです。
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» *ぼくの大切なともだち * [Cartouche]
{{{ ***STORY***
フランソワは、自分の誕生日のディナーに集まった全員から「お前の葬式には誰も来ない」と言われ、ショックを受ける。そして反論するうちに、「10日以内に親友を連れてくる」という賭けをする事に。早速、友人たちにコンタクトを取るフランソワだが、そこで誰も彼を親友だとは思っていない事を思い知る。そんな時、タクシー運転手ブリュノの親しみやすさを目にしたフランソワは、彼に人と仲良くなるコツを学ぶ事にするが…。 gooより}}}
「あなたには、本当に..... [続きを読む]
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コメント
先週の東京出張時に、この映画を見るか、東京で働いている弟と久しぶりに飲むか迷い、結局、後者にしてしまったゲッツです。
この映画、予告編だけは見ましたが、ル・コント監督らしい映画のようですね。ただ、予告編がル・コント監督ファンにだけ向いて作っているように感じられたところが、少し残念出でした。
この監督は、いい大人のダメな部分を魅力的に撮るのがうまいですよね。ハリウッド映画に出てくるような、何やっても素晴らしい人間なんて、ほとんどいませんから、凡人の僕はこの監督の作品には共感できるところが沢山あります。
それと、ル・コント監督は、あと三作で引退ですか。知りませんでした。
投稿: getsmart0086 | 2008年6月22日 (日) 22:09
ゲッツさん、もう一度出張の機会があれば観てください。もうこれは私の好みでした。
>この監督は、いい大人のダメな部分を魅力的に撮るのがうまいですよね。
親友探しなんて、ダメ人間のダメぶりが一番出るところですよね。でも何となくほんわか見てしまいました。良かったです。観てください。
投稿: ぷくちゃん | 2008年6月22日 (日) 23:22
こんにちは♪
ルコント監督の久々のコメディ作品だった
んで期待大で観に行ったのですが、ことの
他いろいろと深く考えさせられ、尚且つ心
地のイイ作品でした。
最後のクイズと星の王子様の一節のシーン
は感動的でした♪ (゚▽゚)v
投稿: 風情♪ | 2008年6月24日 (火) 14:11
風情さん♪、獣人の映画紹介感謝です。
>ことの他いろいろと深く考えさせられ、尚且つ心地のイイ作品でした。
最後のクイズと星の王子様の一節のシーン
は感動的でした♪ (゚▽゚)v
確かに・・・もう彼は最高の役者です。きゃっほう!ダニエル・オートゥイユ!最高!きゃはは!(←壊れた)
投稿: ぷくちゃん | 2008年6月24日 (火) 17:45
はじめまして。おじゃましてます。
ダニエル・オートゥイユは、まじめくさった顔で滑稽なところが面白いですよね。フランソワの恋人に対する態度にちょっと憤りを感じてしまいましたが。
個人的にはダニー・ブーンがすごくキュートで印象的でした。これからも注目したいですっ。
投稿: ゆるり | 2008年6月29日 (日) 19:03
ゆるりさん、コメント感謝です。
オートゥイユは最高でした。でもあの恋人に対する態度。ああいうのがあるから同性の友達いないんですよね・・・・
普通、友人試せば友人怒るのは当たり前ですよね。(爆)
投稿: ぷくちゃん | 2008年6月29日 (日) 21:26
そうでしたね~。
あのクイズ番組でのやり取り、可笑しくも切なさを感じさせる
見事なシーンでしたね~。
いい年したおじさん2人の友情なんて、
ちょっとこっぱずかしい感じもするけど、
こっぱずかしくていいじゃないとも
思わされました♪
投稿: miyu | 2008年7月 5日 (土) 07:24
miyuさん、コメント感謝です。
>いい年したおじさん2人の友情なんて、
私はツボにはまってしまいました。もうこの年になるといい友人が欲しい!ってな気持ち強くなるんですよ。でもこの映画では友情の証拠はない、と言っているから「友情」を強く意識した時にはそんなものなくなってしまうのかもしれませんね。
嘘でも他人から、「あなたは私のいい友達です」なんて言われたら泣いてしまうかもしれませんね。(馬鹿)
投稿: ぷくちゃん | 2008年7月 6日 (日) 10:20
ぷくちゃんさん
不注意のために、せっかく頂いたTBを消してしまいました。私の方から送ったTBも、リンク切れにしてしまいました。もう一度送りますね。ごめんなさい。
いつもは渋い役のオートゥイユ、コメディでも光っていましたね。何だか見につまされ、二人の友情が取り戻せてホッとしました。
投稿: HIROMI | 2008年7月16日 (水) 20:25
HIROMIさん、丁寧にすいません。
私はこの俳優大好きです。男から見て惚れてしまうような男。友人がいないというのはリアリティがないかな・・・
でも最後はホロリ。いい味出していました。
投稿: ぷくちゃん | 2008年7月17日 (木) 08:10
こんにちは。
うー、私もフランソワに共感。笑
親友なんていないもん。というか女性同士の親友って男性同士の親友とはまたちょっと違う気がするんですよね;
友達ならたくさんいるけど(思い込んでます;笑)
でも確かに歳を重ねると友人がいた方が何かと心身ともに健やかにいられそうだわ。爆
投稿: シャーロット | 2008年7月26日 (土) 11:32
シャーロットさん、そちらでの返事も見ました。確かに、同性の友人は一つ間違うとバイセクシャルな香り、ありますよね。
友人と親友の違い、考え始めるとフランソワのようになってしまいそうだけれど、考えてみたら、この二人シングルだからできた友情なのかもしれませんね。
投稿: ぷくちゃん | 2008年7月26日 (土) 22:14
オー、アミーゴ。ゲッツです。
昨日・今日と東京出張なので、この映画見てきました。5年ぶりくらいの東急Bunkamuraでした。
ラストシーンの二人が橋を渡っていくシーンが、晴天ではなく曇り空の下、少し薄暗い中を歩んでいくところが、ルコントらしいと思いました。
ルコントの作品は10年くらい見ていなかったのですが、コンスタントにいい作品を生み出す監督ですよね。引退は残念です。
書いておられるようにダニエル・オートゥイユの演技は見事です。目の使い方が実にいい。近日公開の「画家と庭師とカンパーニュ」も見たくなりました。
投稿: getsmart0086 | 2008年8月 1日 (金) 09:20
おお、旅先から感激!ゲッツ!もしかしたらSYUNJIさんがゲッツに会いに行くかも!どきどきですね。(←馬鹿)
>ルコントの作品は10年くらい見ていなかったのですが、コンスタントにいい作品を生み出す監督ですよね。引退は残念です。
オンラインのDVDレンタルで結構な本数を借りてしまいました。また拙いレビュー書きます。
>近日公開の「画家と庭師とカンパーニュ」も見たくなりました。
これは絶対に観ます。ちょうど8月下旬に上京するので・・・・ダニエル・オートゥイユは一番好きな俳優になってきています。
投稿: ぷくちゃん | 2008年8月 2日 (土) 05:15
ぷく隊員、こんにちはー。
明日からまた4連勤のスワロです。
今の施設で働きだして1か月半・・・
だんだん施設内の「スゴイ」ところが見えるようになりました。
本当にスゴイ。
悪い意味でスゴイ。
・・・あそこで働くことが徐々に怖くなってきました。
>友情を証明しようとすれば、それは友情ではなくなります。
なるほど。
友情って主観的なものなのか客観的なものなのか・・・
あるいはどちらにも非ずなのか。
とにかく友情の証明って難しいですね。
できないです。
>金がある方が出せば良いのです。それって、やはり悪いこと?
この辺は個人によって大きく変わるところでしょうね。
「毎回おごりたくない」「おごってもらうのは申し訳ない」
スワロは貧乏なのでごちそうしてもらうのは厭いません!!
投稿: swallow tail | 2008年10月30日 (木) 15:59
スワロ隊員、こんにちは。
>今の施設で働きだして1か月半・・・
だんだん施設内の「スゴイ」ところが見えるようになりました。
良心をもっている人なら誰でもそう思うものです。(爆)私も今だに葛藤しています。
>とにかく友情の証明って難しいですね。
できないです。
そうですね。私も友人と呼べる人は二人いますが、向こうが私のこと友人と思っているかどうかはわかりません(爆)
男女と一緒で片思いというのもありかもしれませんね。ちょっとホ●くさいですが。(激爆)
投稿: ぷくちゃん | 2008年10月31日 (金) 13:22