ぐるりのこと
小さな出版社で女性編集者としてバリバリと働く妻・翔子(木村多江)と、法廷画家の仕事に戸惑いながらも記者として働く、頼りない夫・カナオ(リリー・フランキー)。そんな2人に、小さな命が宿る。そして翔子は、カナオと共に子を授かった幸せを噛みしめていた。だが、そんなどこにでもいる夫婦を、突然の悲劇が襲った…。初めての子供の死をきっかけに翔子は、精神的に追い詰められ、うつに陥ってしまう。だが、そんな翔子をカナオは全身で受け止める。2人は、困難に直面しながらも“夫婦の絆”で、壁を乗り越えていく――。90年代から初頭から21世紀へ時代が激変した10年。実際に起きたさまざまな社会的事件を背景に、1組の夫婦の時の流れを紡ぎ出した物語。(Cinema Cafe NET)
演技陣の話からしましょう。出来すぎの夫婦のことは横に置いておきたいです。木村多江は相変わらず幸薄い女性を見事に演じていますし、リリー・フランキーもそのまま、ってな感じです。あと裁判のシーンに出演している方たちも、報道関係の方たちもいずれも実力派。倍賞美津子や寺島進ももちろん素晴らしいです。知らなかったのですが、兄嫁を演じていました安藤玉枝という役者さん。この人が恐ろしいほど上手なんです。
また映画のつくりも素晴らしい。翔子の親族との会議ではワンカットで撮りきり、映画の山場を恐ろしいほど効果的に見せてくれています。
でもそれ以上の訴えがこの映画にはあります。有名俳優をぜいたくに使った裁判シーン。これだけでもこの映画が目指すものが少し明らかになります。
この夫婦が苦しんだ時期と、世の中で考えられない事件が起こりはじめた時はどうして一致しているのでしょうか。話は二人の関係が修復したところで終わればいいのですが、その後も結構長く続いています。
法廷画家であるカナオにとっては、人間の悪意に満ちた事件の数々を乗り越えて家庭を作れと言われているみたいです。最後の方で裁判所でに被告が被害者に毒づいて退廷になった場面があります。その時に、人の法廷画家に「あの表情を書かなければだめだ」と言っているカナオがいます。そこで私たちはカナオの成長を知るわけです。
信じることが出来るものは本当に少ないものです。人間がしたとは思えないような事件の数々を見ると本当にその事が思い出されます。
それだけに信じなければいけないものは?信じた方がいいものは?この映画は私たちに問いかけ、その行動を自ら律するような力をもって迫ってきました。圧巻です。
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最近原作あるもの多いですから、なんだか新鮮ですね。
橋口監督の作品初めてだし、主演が木村多江、リリー・フランキーって絶対に普通なわけがなく、実際、新鮮な作品と受け止めました。
とにかく、リリーさん初主演って、演技するのか?って疑問でした。
俳優じゃない人主演にするって反則だなーって思っていま... [続きを読む]
受信: 2008年6月30日 (月) 23:33
» ☆「ぐるりのこと。」 [★☆ひらりん的映画ブログ☆★]
今月は試写会づいてるひらりん。
先週に引き続き、今週の平日休みもヤクルトホールにて試写会。
実は来週も予定が・・・。
近くのシネコンで映画観てたほうが空いてて楽なのにーーーー。... [続きを読む]
受信: 2008年6月30日 (月) 23:49
» 『ぐるりのこと。』 試写会鑑賞 [映画な日々。読書な日々。]
「お、動いた!」小さく膨らんだお腹に手を当て、翔子は夫のカナオとともに、子を身籠った幸せを噛みしめていた。しかし、そんなどこにでもいる二人を突如として襲う悲劇…初めての子どもの死をきっかけに、翔子は精神の均衡を少しずつ崩していく。うつになっていく翔子と、... [続きを読む]
受信: 2008年7月 1日 (火) 01:18
» 「ぐるりのこと」 試写会 [ITニュース、ほか何でもあり。by KGR]
2008/5/13、ヤクルトホールでの開催。
後ろに座った男女、うるさい。
特に男、関西弁に文句を言うつもりはないが、
前を向いてしゃべらないで女の方を向いてしゃべれ。
それから、体を前に倒した時はしゃべるな、うるさい。
それともう一つ、たいていのホールは席では飲食禁止だよ。
入りは半分程度かな。前方両サイドは特に空いていた。
**
リリー・フランキー、木村多江、江本明、倍賞美津子、
寺島進、寺田農、八嶋智人、木村祐一、温水洋一、斎藤洋介。
このほかにも有名どころがたくさんちょい役で出てい... [続きを読む]
受信: 2008年7月 1日 (火) 08:26
» 「ぐるりのこと。」 [京の昼寝〜♪]
□作品オフィシャルサイト 「ぐるりのこと。」□監督・原作・脚本・編集 橋口亮輔 □キャスト 木村多江、リリー・フランキー、倍賞美津子、寺島進、安藤玉恵、八嶋智人、寺田農、柄本明■鑑賞日 6月21日(土)■劇場 チネチッタ■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)<感想> 夫婦のことは夫婦にしかわからない。 傍から見ていてどんな仲の良い夫婦でも、実際に本当に仲が良いどうかなんて他人が何で図れるものだろうか。 夫婦の姿が見えているかと言うと決してそうではない。 橋口監督はその見えない部分の夫婦... [続きを読む]
受信: 2008年7月 1日 (火) 12:30
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「ぐるりのこと。」 (2008年・日本)
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受信: 2008年7月 1日 (火) 13:27
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時代が激変した
90年代初頭
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希望はどこにあるのだろう
これは
ある夫婦の10年の物語
そして
今を生きる私たちの物語
めんどうくさいけど、いとおしい。
いろいろあるけど、一緒にいた....... [続きを読む]
受信: 2008年7月 6日 (日) 22:26
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妻子がTDLの25周年アニバーサリーに逝ってしまったので、ワタシの方は心おきなく銀座にて映画館のはしごを致しました。先にレビューした「歩いても 歩いても」と「ぐるりのこと。」はいくつかの共通点があります。... [続きを読む]
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受信: 2008年7月14日 (月) 23:38









コメント
ぷくちゃんさん おはようございます。
最近、映画を観る機会が、めっきり減り
コメントも出来ず失礼してます(汗)
この映画も まだ 観ていませんが(大汗)
木村 多江さん。今更ながら
たとえ、ちょい役出演でも 目を惹きつけられる存在ですね。
幸薄い役 幽霊役もありますが
その中に 案外 コミカルな部分も含まれていて 面白いです。
「ぐるりのこと」は絶対 観にいきたいです。
あと、今
木村さんも出演の
フジテレビ ”大奥”を昼間に再放送していて、
しっかり タイマー録画しています・・
って しょうもないコメントで(ひたすら汗)
投稿: ヒロクシン | 2008年6月26日 (木) 08:25
ぷくちゃんさん、こんにちは。
この映画、私も本当に感動させられましたし、人間の繋がりについて考えさせられました。圧巻でしたね。
自然体でいるようなカナオも、心を病んだ妻を見守ることで成長しているんですね。
監督の緻密な演出と、それにしっかりと応えている役者さんが皆素晴らしかったです。
残念ながら当方からのTBが反映されないようなので、リンクを貼らせて下さい。
ではでは、またです。
http://thinkingdays.blog42.fc2.com/blog-entry-488.html
投稿: 真紅 | 2008年6月26日 (木) 23:48
ヒロクシンさん、コメントありがとうございます。
>木村 多江さん。今更ながらたとえ、ちょい役出演でも 目を惹きつけられる存在ですね。
驚異的に上手いです。本当はたぶんきれいなんでしょうが、ごく普通に見せているのもすごい!
一応結婚している(爆)私も考えさせられました。よかったらご家族と観るといいのかも・・・・
投稿: ぷくちゃん | 2008年6月27日 (金) 06:24
真紅さん、いつもありがとうございます。
>この映画、私も本当に感動させられましたし、人間の繋がりについて考えさせられました。圧巻でしたね。
もう同感です。兄がバブルからバブル終焉で経済状態が変わっていくのも興味深かったです。
>自然体でいるようなカナオも、心を病んだ妻を見守ることで成長しているんですね。
そうなんですよ。クライマックスの後、延々と続くのがそれを明かしている、というか再生の様子を丁寧に示しているのかな?本当に傑作だと思いました。
投稿: ぷくちゃん | 2008年6月27日 (金) 06:30
ぷくちゃんさん おはようございます!。
7月1日 映画の日(入場料 千円)<せこいけど> 時間作って この映画 観て来ました。
お薦め頂いた ぷくちゃんさんに感謝です!!
自分は 足裏健康法もやっているので
冒頭 足ツボのシ-ンは ちょっと笑ってしまいましたが・・ 本当に感動しました。
リリーさん、木村さんは、
最後まで 演技している感じがしなくて
その自然なところが こちらも感情移入できました。
自分も ちょうど この夫婦と同じ
結婚14年くらいで 夫婦間の(浮き沈み)
心身面の不調、好調の時期も リンクするところ、思い当たる ふし が 多く 熱くなりましたね。
ご家族で・・ と お勧め頂きましたが、
すみません・・ 今回は 一人での鑑賞だったけど その方が ゆっくり 一人で見つめなおすことが できたかな・・(ひたすら汗)
法廷シーンで 数分間だけの出演での 各俳優さんの存在感も凄かったですね。
惜しみない役者起用だ。
考えてみれば 「エディット・ピアフ 愛の讃歌」以来の劇場での映画鑑賞で 翌日は 腰が痛くなってしまいましたが(情けない)、
これから また ぷく先生の映画評を
羅針盤! 心の頼りに いっぱい映画を観ようと決心した次第です!
どうもありがとうございました(喜)
投稿: ヒロクシン | 2008年7月 5日 (土) 09:52
ヒロクシンさん、ご覧になったのですか!さすが関東圏にお住まいだと早いですね。
>心身面の不調、好調の時期も リンクするところ、思い当たる ふし が 多く 熱くなりましたね。
確かに・・・・不惑の年ですから。ヒロクシンさんも私に近い年なんでしょうか?(違っていたらすいません)
再生の様子がクライマックスの後じわじわ時間をとって描かれているのが良かったです。
投稿: ぷくちゃん | 2008年7月 6日 (日) 10:22
ぷくちゃん さん
どうも!
>確かに・・・・不惑の年ですから。ヒロクシンさんも私に近い年なんでしょうか?
私事ですが 明日が誕生日で 不惑どころか
47歳に なってしまいますが(驚)
精神年齢は どんどん 下がるというか
戻っていく? 感じで ・・・ (大汗)
これから ぷく先生の映画評を
頼りに いい映画をたくさん観て
少しでも 人生を学び
大人になりたいです!(笑)
あ~ こんなコメントしたら
”ぐるりのこと” が 台無しか~(汗)
投稿: ヒロクシン | 2008年7月 8日 (火) 09:05
ヒロクシンさん、年の告白感謝です。
>私事ですが 明日が誕生日で 不惑どころか47歳になってしまいますが(驚)
おおおお、あにきぃ!(←馬鹿)私は7月25日で46歳です。
私の映画評はすなわち感想文なので、あまり参考になりません。(爆)
でも関東圏ですと、私の500倍環境に恵まれているので、いい映画を見ることができていいですよね。これからもよろしくお願いいたします。
投稿: ぷくちゃん | 2008年7月 8日 (火) 10:09