美しすぎる母
貧しい家庭で育ちながらも、持ち前の美ぼうで大富豪ブルックス・ベークランド(スティーヴン・ディレイン)と結婚したバーバラ(ジュリアン・ムーア)。息子アントニー(エディ・レッドメイン)にも恵まれ、幸せの絶頂にいたバーバラだったが、ブルックスが若い女に走り、裏切られたバーバラはアントニーに偏った愛情を示しはじめる。(シネマトゥデイ)
いい感じです。詰めが甘くなるところもありますが、いい感じです。
最初の方で主人公が湯あみしていた息子を抱きあげるシーンがあります。ドレスのスカーフの部分がお湯で濡れます。それだけで主人公は癇癪を起してしまうのです。あれでもうバーバラの性格設定は完璧に表現されたと言ってよいのでしょう。素晴らしい場面でした。
この映画は実話らしいです。本当のところがこの映画のようであったかはわかりません。しかし、貧乏な境遇からのし上がった女性。相手の男は働かなくていい男。息子の恋人を平気で寝取る男。対して息子も働かない。ゲイ。女性も時々交わる。もうバックに流れている音楽とともに退廃的な雰囲気むんむんです。息子が横じまの服着ていた時には「ベニスに死す」を意識しているようでした。
この異常状況の中で母と息子の距離は近づいていきます。夫が息子の恋人と逃げたので、自分を慰めるために男娼(といってよいのか)を雇うところがあります。彼はゲイですが女性とパーティへ行ったりセックスの相手をするのが仕事のような職業。(ヒュー・ダンシーが素晴らしい!)
彼と母親がベッドで事を終えて寝ています。そこへ息子が帰ってきて、全裸になってベッドにもぐりこみます。即ち男娼をはさんで彼と関係を持った親子が川の字になって寝ているのです。
この後、男娼は「役目は終わった」と言って去っていきます。役目?結局のところ、この男が母と子の間のダムになっていたのです。しかし彼は理解した。もうせき止めることはできない。そう悟ったのです。
彼は出ていきました。そして移り住んだイギリスで母子は交わります。決してドラマティックでもなんでもなく静かに成されます。そして今度は息子は悟るのです。一つになってしまった母子は性格も同一になってしまったと。スカーフが濡れて赤ちゃんの息子に癇癪を起した母。今度は犬の首輪を隠したと息子が母に癇癪を起しました。
その後は?
ジュリアン・ムーアは本当に不思議な映画出演の選択をする女性です。でも「フォガットン」や「NEXT」よりこの映画や「エデンより彼方に」の方がずっといいです。万人に勧められませんが、素晴らしいカメラワークとともに私は楽しめました。
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» 美しすぎる母 5点(100点満点中) [(´-`).。oO(蚊取り線香は蚊を取らないよ)]
ごめんね。母ちゃんバカだからごめんね。
公式サイト
合成樹脂ベークライト発明者の曾孫が母親を殺害した、実際に起こった事件を元に書かれたノンフィクション本『Savage Grace』を原作とした、ジュリアン・ムーア主演映画。(原作は日本未刊行)
邦題は少し恣意的だ....... [続きを読む]
受信: 2008年6月23日 (月) 09:00
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美貌の演技派女優ジュリアン・ムーアのいい所は、作品選びがいつも挑戦的なこと。イメージを損なうかもしれない危険な役でも積極的に出演する。上流階級の一家で実際に起こった、息子による母親殺害事件を、母と息子のいびつな愛を軸に語る物語だ。貧しい出自で美しく上昇志....... [続きを読む]
受信: 2008年6月23日 (月) 09:26
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{{{ ***STORY*** 2007年 スペイン=フランス=アメリカ
貧しい家庭に育ったバーバラは幼い頃から金持ちの男と結婚することが幸せになる道と母に教え込まれていた。その教えどおり大富豪のブルックスと結婚し息子のトニーをもうける。しかし、上流階級の一員として認められたいバーバラが社交に熱中する傍らでブルックスの心は次第に冷え、やがて年若い恋人のもとに去るのだった。取り残された母と息子は依存と偏愛の果てに悲劇的な終焉に向かって突き進んで行く。 gooより}}..... [続きを読む]
受信: 2008年6月23日 (月) 10:39
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上映スクリーン数: 5オープニング土日興収: 244万円メイン館のBunkamu [続きを読む]
受信: 2008年6月24日 (火) 23:17
» 美しすぎる母 [(仮)impression]
2007年第60回カンヌ国際映画祭監督週間で上映され、スキャンダラスな内容で賛否両論を巻き起こした衝撃作、『美しすぎる母』。幸せを求め、一代で富を築いた大富豪ベークランド家に嫁ぎ、愛する息子に殺された実在の女性、バーバラ・ベークランド。なぜ、彼女は息子に殺されたのか?
これってR−18です。... [続きを読む]
受信: 2008年6月24日 (火) 23:31
» 映画 『美しすぎる母』 [きららのきらきら生活]
☆公式サイト☆実際に起こった息子による母親殺害事件を映画化し、カンヌ国際映画祭などで話題となった衝撃作。監督は『恍惚』で禁断の愛と狂気の行方を描いたトム・ケイリン。貧しい家庭で育ちながらも、持ち前の美ぼうで大富豪ブルックス・ベークランド(スティーヴン・ディレイン)と結婚したバーバラ(ジュリアン・ムーア)。息子アントニー(エディ・レッドメイン)にも恵まれ、幸せの絶頂にいたバーバラだったが、ブルックスが若い女に走り、裏切られたバーバラはアントニーに偏った愛情を示しはじめる。なんとなく久しぶりの映画鑑... [続きを読む]
受信: 2008年6月25日 (水) 06:13
» 美しすぎる母 [シネマ日記]
ひさびさにジュリアンムーアのいい作品が見られるかと期待して行ったんですが、残念ながらその期待は裏切られてしまいました。んー、分かるんだけどねー。不倫に離婚に同性愛に近親相姦に母親殺しですか。「1972年ロンドンで起こった衝撃の実話」っていう触れ込みですけどね。確かに1972年当時ならばショッキングな出来事だったかもしれません。でも、21世紀のワタクシたちがそれを見せられたところではっきり言ってたいしたことない。夕方のニュースを見たほうがずっとショッキングだもの。って、こんなこと大手を振って言うような... [続きを読む]
受信: 2008年6月25日 (水) 10:12









コメント
これは異常なくらいに見たいんですよ!
美しすぎる母とは?タイトルから惹かれます。
万人向けじゃない?
ますます見たいから困っちゃうんですよ!
投稿: evergreen | 2008年6月23日 (月) 15:01
おお、コメント0かと思ったらさすがお姉さま!この手の怪しい映画には目がない!
>美しすぎる母とは?タイトルから惹かれます。
そうですよね!邦題のつけ方GOODです。原題は「野蛮な高尚さ」とかなんとかついています。
万人向けではないです。でも母と子の距離が・・・ああ距離が・・・ぎゃー距離が!(←大馬鹿)
投稿: ぷくちゃん | 2008年6月23日 (月) 20:10
ぷくちゃん、こんばんわ。
『カリスマ映画論』の睦月です。
TB&コメントありがとうございました。
いつもTBばかりのお付き合いで申し訳ありません・・・。
変態嗜好、ウェルカム!な私にとっては、
この映画に描かれていることは大変興味深い
ものなのですが・・・どうもいまいちハマれ
ませんでした(苦)。
でもねでもね。
ジュリアンが着ていたヴィヴィッドカラーの
ファッションがすごく目に焼きついています。
彼女の今後の作品選び・・・これからも注目
していきたいと思います(汗)。
ではぷくちゃん、今後ともどうぞよろしく
お願いいたします!
投稿: 睦月 | 2008年6月23日 (月) 20:58
ふふふ、睦月さん、変態の館へようこそ。
>変態嗜好、ウェルカム!な私にとっては、この映画に描かれていることは大変興味深いものなのですが・・・どうもいまいちハマれませんでした(苦)。
おお!同志よ!変態嗜好、ウエルカム、トゥー(←大馬鹿)
主人公の夫のフェンシングの後のシャワーでの丸出しは「イノセント」みたいでしたし、子供は「ベニスに死す」。やはりヴィスコンティをリスペクトしているのですかね?
これからも変態情報交換よろしくお願いします。
投稿: ぷくちゃん | 2008年6月23日 (月) 23:28
TBありがとうございます。
わたしはどうも若い頃を演じてたジュリアン・ムーアが気になってしまって……
でもこの手の映画大好きなんです。
投稿: アンソニー | 2008年6月25日 (水) 00:00
アンソニーさん、コメント感謝です。
>わたしはどうも若い頃を演じてたジュリアン・ムーアが気になってしまって……
おお、私は全く気になりませんでした。でもヴィスコンティの映画に出ていたシヴァーノ・マンガーノ(こんな名前?)みたいに不思議な女優になってきましたね。
>でもこの手の映画大好きなんです。
おお、では早速変態嗜好映画同好会へ入会を!今のところ「カリスマ映画論」の睦月さんと私だけですが・・・・(←睦月さんに同意を得ていないのに勝手に説明)
投稿: ぷくちゃん | 2008年6月25日 (水) 06:40