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2008年7月10日 (木)

再会の街で

Adam_sandler1

 「ともだちさがし」が今一番のテーマになっている私にとっては、とても興味深い映画でした。(DVDにて鑑賞)

キャリアと愛する家族に恵まれ、誰もがうらやむ順風満帆な人生を送るニューヨークの歯科医アラン(ドン・チードル)。ある日、彼は911の飛行機事故で妻子を亡くし、消息がわからなくなっていた大学時代のルームメート、チャーリー(アダム・サンドラー)を街で見かける。元歯科医のチャーリーは、今や世捨て人のような生活を送っていて……。(シネマトゥデイ)

 この映画、不思議な映画です。まずは興味深い点がいくつかありました。

 心に傷を負ったチャーリーは友人として「アラン」を選びました。なぜか?大学卒業してからほとんど付き合いがなかったのにもかかわらずです。そして選ばれたアランもなぜかチャーリーの面倒をみます・・・なぜか?

 ここに二人の抱えていた大きな問題点があります。チャーリーは今までの自分、911の事故がある前の自分を知っている人は、毎日顔を合わせていくには都合が悪かったわけです。知らない人がいい。それがアランでした。

 アランも同様です。恵まれた地位にいながらも、なぜか満たされないものを感じていたチャーリー。彼は自分の「幸福」を確認するにあたって、自分より「不幸なもの」を探し出す必要性にかられていたのです。それがチャーリーだったのです。

 しかし、二人は互いに互いの姿を見つめあうことによって、なにか違った化学反応を示していきました。ある種の計算で付き合い始めた二人は、そうでない付き合いに変貌していったのです。それは何か?

 当たり前の話で申し訳ないのですが、「友情」でした。二人が付き合い始めて育んでいったのは「友情」でした。打算もないもない純粋な「友情」でした。チャーリーはアランにすべてをさらけ出すことによって、狂気の中から少しづつ這い上がってくる様子が描かれています。

 アランはそのチャーリーの傷ついている姿に、実は自分の姿を重ね合わせています。そして生き方も少しづつ変わっていきます。ベールに包んだ家族生活ではなく、本当の意味で心と心がぶつかり合う夫婦の絆。それを取り戻していくのです。

 ストーリーばかりに触れてしまいました。NYを舞台にした映像は、原付バイクのスタイリッシュな姿もあり圧巻。最後にアランがチャーリーのバイクに乗って街中を疾走していくいく姿はあまりにも大きなものを意味しているように感じましたが、いかがでしょうか?

 アダム・サンドラー。シリアスな姿はあまり見かけませんが、うまいです。すごくうまいです。でもドン・チードル。狂言回しのこの役を上手に演じています。驚異的です。役柄を逆にしなかったプロデューサーに拍手です。

 邦題は不思議なものですが、タイトルの原案はTh Whoの「四重人格」に入っている「愛の支配」。効果的に流れています。最後のこの曲はパール・ジャム(?)がカバーしていてこちらもよしです。

再会の街で
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受信: 2008年7月10日 (木) 23:13

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受信: 2008年7月11日 (金) 08:49

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受信: 2008年7月11日 (金) 17:31

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受信: 2008年7月11日 (金) 20:20

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コメント

ぷくちゃんさん☆

こんにちは〜

お互いに必要だった、
黙って殻に閉じこもらずに心を開いてどんなことでもいいから話す、そういうことも大事ですよね。
ふたりの関係の変化をうまく描いてました。
あと、音楽も良くて♪
サントラ欲しい〜と言いながらまだ買ってないのですsweat01

投稿: mig | 2008年7月10日 (木) 10:44

こんにちは
いい映画のようですね!
だって
サントラのジャケを見るだけで
わかりますもん。
あたたかいものがつたわりますもん。
映画の紹介は難しいですよね。
あらすじを書くわけにはいかないから
・・・
いつもありがとうございます。

投稿: evergreen | 2008年7月10日 (木) 15:13

ぷく隊員、こんばんは。

この作品、スワロは昨年のベストにもあげました。
アダムの演技があまりにも素晴らしくって・・・
もちろん、ドンの演技も素晴らしいんですけどね。

>彼は自分の「幸福」を確認するにあたって、
>自分より「不幸なもの」を探し出す必要性にかられていたのです。
人間関係って不思議なもので「絶対的」というものより
「相対的」というものが占める方が大きいんですよね。
とくに女性なんて他人と比較してあーだこーだする生き物です(笑)
でも、チャーリーは「絶対的」の方で生きていた人物なんですよね。
自分の世界があまりにも痛々しすぎて・・・

ラストのささやかな友情の芽生えにほっとさせられました。

投稿: swallow tail | 2008年7月10日 (木) 21:58

migさん、コメント感謝です。

>お互いに必要だった、
黙って殻に閉じこもらずに心を開いてどんなことでもいいから話す、そういうことも大事ですよね。

そうなんです。黙っていても分かり合えるというのではなくて、話さなきゃ!そう感じました。人の「話す」という能力はすごいものだと感じています。

>あと、音楽も良くて♪
サントラ欲しい〜と言いながらまだ買ってないのです

私も同感です。どの曲も現代を表わしていて秀逸です。

投稿: ぷくちゃん | 2008年7月12日 (土) 07:15

evergreenさん、コメント感謝です。

>サントラのジャケを見るだけで
わかりますもん。

私もこのまえ、一番の友人とこのようなシチュエーションになったことがあります。

でも二人ともべろべろで時折友情を確認するために抱き合ったり、かなり周りの人は引いていたと思います。(馬鹿)

サントラの内容は秀逸。ザッパ聞く前にフー聞いてください。

投稿: ぷくちゃん | 2008年7月12日 (土) 08:45

スワロ隊員、エプソンの調子はいかがでしょうか?

>アダムの演技があまりにも素晴らしくって・・・

私は「パンチ・ドランキング・ラブ」で彼の演技の素晴らしさを確認しましたのですが、でもやはり実力もありありですよね。さすがです。

>人間関係って不思議なもので「絶対的」というものより「相対的」というものが占める方が大きいんですよね。
とくに女性なんて他人と比較してあーだこーだする生き物です(笑)

そうですよ。男性もみんなで風呂に入ると同じです。(爆)

>でも、チャーリーは「絶対的」の方で生きていた人物なんですよね。
自分の世界があまりにも痛々しすぎて・・・

そうですよね。絶対的なもの・・・それが何か分かるにはまだまだ修行をしなければいけない私ですが、少しでも分かりたいものです。

投稿: ぷくちゃん | 2008年7月12日 (土) 08:50

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